リハビリテーションの定義
障害をもつ方を、身体的・精神的・社会的・経済的・職業的に、回復させること。簡単に要約すると障害者が、普通(普段私たちが行っている)の「生活を回復」することをいいます。
rehabilitation(リハビリテーション)という言葉の、reは「再び」を意味し、habileは「適する」、「能力をもつ」等の意味を持ちます。(ation=状態にする) つまり、リハビリテーションとは、「再び(適した)能力を身につけること」を意味する言葉になります。
現代では、障害者の分野でよく用いられる言葉ですが、歴史の長い言葉で、中世ヨーロッパでは資格、権利、名誉回復という意味で使われていた言葉です。 リハビリテーションは、病気やケガを直接治す『治療医学』、病気を予防する『予防医学』に次いで、 『第三の医学』と呼ばれています。
■医学的リハビリテーションに関わるスタッフ■ |
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医師 |
看護士・保健婦 |
理学療法士 |
作業療法士 |
言語療法士 |
臨床心理士 |
ソーシャルワーカー |
その他 |
コウセイには理学療法士と介護福祉士がいます。 |
理学療法士とは
リハビリテーションには様々な職種の人々が関わっています。その中で、心身に障害のある方に対し、主に基本的な動作能力(座る・立つ・歩く)の回復を目指し、治療(援助)していくのが理学療法士(PT:Physical Therapist)の仕事です。
■理学療法士が行なう仕事内容■ |
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運動療法 |
関節の動きの改善。筋力増強。麻痺の回復を促す。痛みの軽減を図ります。 |
物理療法 |
温熱療法・水治療法・電気療法等を用いて痛みの軽減や循環の改善を行います。 |
日常生活訓練 |
日常生活(移動・食事・更衣・整容・排泄・入浴など)を円滑に行えるために必要な訓練、指導、助言を行います。 |
★その他、障害の残った方が、家庭や社会で生活を送るために在宅でのケア(訪問リハ)、住宅改造などを行います。 |
理学療法士はこんなところでも活躍しています
理学療法士は単に医療機関の中だけの仕事ではありません。
病院以外でも、社会福祉施設、老人保健施設、行政(保健所等)、スポーツチーム、
企業等様々な分野で活躍しています。